Cross Talk3

ひとつになろう。
ワンチーム!マリアンナ!
ベテラン

MEMBER

  • 近藤 春裕 先生
    産婦人科主任医長、
    医局長
  • 大原 樹 先生
    婦人科副部長、
    副医局長
  • 津田 千春 先生
    婦人科医長

チカラを合わせて四半世紀。

今回は、みなさんの集合写真を
大学の体育館で撮影してみましたが…。
津田

久々に体育館の中に入ったんだけど、綺麗になっていてビックリ。

大原

津田先生は学生時代、バスケ部でしたっけ?

津田

そうそう、結構頑張ってやってたな、あの頃は。そういえば、お二人も部活やってましたよね。

近藤

俺はサッカーとアメフトをやってたよ。大学時代のほとんどは、勉強よりも部活って感じだったな。

大原

僕も大学から始めた空手に熱中してましたね。それにしても僕たちの付き合いも学生のときからだから、かれこれ25年くらい?

津田

私と大原先生は同期なので大学時代から合わせると…四半世紀をともに過ごしている仲だよね。近藤先生は2つ上の先輩になりますけど、ほぼ同じくらいの時を過ごしていてビックリ。

大原

研修医時代を振り返ると、僕らの世代は近藤先生に一番お世話になったんじゃないかな。

津田

そうそう、なんでも相談できるし、頼っていました。いまとは時代が違うから何とも言えないけど、20年近く前は、一日に10件以上お産があったりして、「誰でもいいから手を貸せ〜!」って私たちが呼び出されたり。

大原

当直とか、月に25日以上入っていたし。5連続で勤務して、1日休んでみたいな。

津田

当直の話でいくと、私すごく覚えているんですけど、近藤先生にスケジュール帳を見せてって言われて、「この日とこの日が空いてるな、じゃあよろしく!」って、予定を埋められたり(笑)。

近藤

そんなことあったかな〜。

大原

まぁ、僕たちよりも先輩たちの方がバリバリ働いていたし、それをみて育っていたから不満はなかったけど。何より、そういった大変?な時代で得た、実践経験がいまに活きていると思うから。

近藤

産婦人科って夜にイベントが起こることも多いので、当直で学ぶことはたくさんあるよね。忙しくて大変だったけど、それがあったから今につながっている気がするし。

津田

とはいえ今は時代が変わって、昔のような無茶な働き方をしている人はいないのでご安心を。

大原

その告知、すごく大事(笑)。

近藤

でも一体感というか、「何かあったときはみんなでなんとかしよう」っていう雰囲気は、今も昔の医局に似ているところはあるよね。

大原

確かにそうですね。いい意味で体育会系というか。目標に向かって一致団結できる感じが。

津田

産婦人科医は体力も必要ですし、昔やっていた部活が活きているのかも。

若手が刺激をくれるから。

先生たちからみて、聖マリアンナの特徴は?
津田

さっきも言ったように、みんなで助け合って仕事を進めるところ、ですかね。雰囲気もいわゆる「和気あいあい」って感じですし。

大原

そうですね。同じ産婦人科でも、産科と婦人科でキッチリ分かれている病院もありますが、うちはほとんど敷居がない。

津田

変な話、派閥とかも無いですし。医局全体が、ひとつのグループって感じ。

近藤

もっと言えば、医局だけじゃなく病院全体がそんな雰囲気だったりするよね。他の科の先生に相談したり、相談がきたり。さっきから他科の先生からひっきりなしに電話がかかってくるもん(笑)。

大原

昔は聖マリアンナ卒のドクターばかりだったけれど、最近は他大学卒の先生もたくさんいますし。そういう意味では、僕らが若い頃から変わらない雰囲気に加えて、外部から来た先生が適宜、新しい風を吹き入れてくれているのかも。

近藤

まぁいい意味で、総じてマイルドな環境なのかな。

津田

あとは、医局全体の年齢がおそらく他の大学病院よりも若いですよね。私たちでも入局して20年弱くらいだから。

近藤

今日のクロストークも「ベテラン枠」で括られているんだけど、自分たち的にはそんな感覚はないよな〜。

大原

そうですね。一般的な医局のベテラン層って、たぶんキャリア30年以上とか?

近藤

ってことは、僕たちは中堅のちょっと上ぐらいなのか。管理職になるかならないか、ぐらい。

津田

そういった意味でも、「和気あいあい」な雰囲気がマッチするのかもしれませんね。わりと、若い子たちがのびのびと活躍できる雰囲気になっているような気がするので。

後輩の先生たちとコミュニケーションする上で、気をつけていることはありますか?
近藤

なんでも話すようにしています。仕事のこと、プライベートなこと、すべてひっくるめて。

大原

さっきの写真撮影のときも、後輩のことをイジってましたもんね(笑)。

津田

話しやすいような空気をつくってあげるのは、大切ですよね。結局、私たちの仕事はチームプレーが大切なので、仕事にも関わって来ますから。

近藤

あとは、若手とのコミュニケーションを通して僕たち自身も勉強しているから。それぐらい、若い子たちと接することは刺激になるし、学びがたくさん。

津田

先生さすが!いいこと言いましたね(笑)。

一人じゃない。みんなで事を成す。

先生たちから見て、大学病院の良さ、聖マリアンナの良さは?
近藤

僕は産婦人科医になったきっかけの一つに「手術ができる」っていうのがあったから、大学病院っていうのは手術に興味がある人にとって、いい環境なんじゃないかな。

大原

特に、いろんな症例に触れられるっていうのは魅力ですよね。

近藤

そうそう。もちろん市中病院でも手術はできるんだけど、大学病院にはいろんな症例が集まって、珍しい症例もたくさんある。そういった自分が携わったことのない症例に携わり続けられるっていうのが魅力かな。

津田

症例もそうですし、手術の方法も常に新しいものが導入されていきますしね。これも大学病院ならではだと思います。

大原

特に近藤先生は、医局の中でも先陣をきって新しいことにチャレンジしていますよね。

近藤

僕は新しいことをするのが好きだから。興味があるものを、まずはどんなものかと自分で試してみて、みんなで共有するのが面白いんだよね。一方で自分のことだけじゃなく聖マリアンナのことも考えると、大学病院なので幅広いことができないと患者さんの命にも関わってくるから。よりよい医療環境を整えることも、私たちがやるべきことだと思っています。

津田

他には、聖マリアンナは専門医の認定施設も兼ねているので、働きながら学べるっていうのも魅力ですね。私もお二人にも教わりながら働いています。

大原

あと、津田先生や女性医師の方からすると、子育てしながら働けるってのも魅力なんじゃない?

津田

そうですね。ママさんのクロストークでも話されているかと思うんですけど、子どもを産んでも仕事を辞めずに両立して働けるよって。家庭の事情により、色々なケースがあると思うので、モデルケースのひとつになれたらいいのかな、と。

大原

僕も子どもがいるのでわかりますが、子育てしつつ外来も手術もやって、って本当に大変だと思いますし、尊敬しますよ。働きやすい環境づくりは、みんなでサポートしながらやっていかないとね。女医のみなさんがいなくなったら、科にとって大問題ですよ。

最後に、研修医や学生のみなさんに向けて一言いただけたらと。
近藤

聖マリアンナの産婦人科は、お伝えした通り和気あいあいとした医局なので、一丸となって楽しく働きたいという人に来てもらえたらと思います。

津田

産婦人科は、一人じゃできない仕事ですからね。

大原

そういう意味では、誰かと一緒に事を成し遂げたいという人には向いているでしょうね。チームプレーが大切なので。

近藤

とはいえ、みんな同じタイプかと言えばそうでもなく、いろんなキャラクターの人がいるしね。部活をやったことがなくてもいいし(笑)。

大原

やりたいことが決まっていなくても、働いてみる中で自然と定まってくる道もありますから。大学病院なので、みなさんがそれぞれ成長していく過程を少しでもお手伝いができたらと思っています。

一同

みなさんに会える日を楽しみに、チームマリアンナのみんなで待ってます。

ベテラン医師の、とある一週間

月曜日:カンファレンス(AM)帝王切開、(PM)会議・医局会
火曜日:外勤
水曜日:カンファレンス(AM)腹腔鏡下手術、(PM)TCR・オンコール
木曜日:カンファレンス(AM)外来、(PM)外来・会議
金曜日:カンファレンス(AM)外来、(PM)腹腔鏡下手術
土曜日:(AM)病棟、(PM)勉強会
日曜日、お休み