ママさんクロストーク集合写真
子育てトークに花が咲く。 マリアンナ井戸端会議。
大原 樹
Shiho Kuji 久慈 志保

大学病院婦人科 医長 / 助教

専門/担当分野:婦人科腫瘍

東京女子医科大学医学部卒
卒業(2001年)

津田 千春
Shino Sawada 澤田 紫乃

大学病院婦人科 医長 / 助教

専門/担当分野:産婦人科一般

聖マリアンナ医科大学医学部
卒業(2009年)

近藤 春裕
Yuki Suzuki 鈴木 由妃

大学病院婦人科 医長 / 助教

専門/担当分野:産婦人科一般、
生殖内分泌

聖マリアンナ医科大学医学部
卒業(2010年)

※役職・資格は取材当時のものです。

支え合うのが、医局の文化。

この回は、ママさんがトークテーマになっていますが…。

なんだかこの3人の組み合わせは珍しいかもね。私と由妃ちゃん(鈴木先生)は生殖の外来で一緒になることも多いから、よくプライベートの話をしたりするけど。

久慈先生は腫瘍が専門なので、仕事以外のお話する機会って少ないですよね。今日は先輩ママさんのお二方のお話、とっても楽しみです〜。

そんな参考になる話できるかしら(笑)。早速だけど、鈴木先生は結婚してから2年ぐらい経つんだっけ?

そうです。娘がいま1歳2ヶ月ぐらいで。「パパ」「ママ」って少し話せるようになってきたところです。ちょっとでも機嫌が悪くなったりすると、ギャーッて泣いちゃったりで大変で。

わかるわかる、目が離せない時期だよね。どう実際、結婚・出産して働き方は変わった?

結婚して子どもが生まれる前までは、独身の頃とそれほど生活リズムは変わらなかったですね。夫が医者というのもあるかもしれませんけど、割と遅い時間に帰ったり、月に何回か当直があっても、まったく問題なかったというか。ただ、娘が生まれてからはやっぱり、夜の当直とかは難しくなりましたね。

そうだよね。子どもがいると物理的に働けない時間や曜日が出てくるからね。その点、マリアンナは結構、勤務時間とかお休みには配慮してくれる病院だと思う。

ママさんが夜勤帯の当直に出ることは少な目ですよね。個々の状況によってもかなり異なりますが。基本的には土曜日の日直とか。忙しい時期や人手が足りないときは、「ここ入れる?」って相談しながら決められますしね。

子どもが体調崩して急に休まなきゃいけなかったり、早く帰る必要があったりしても、誰も文句を言わないよね。むしろ、「大丈夫?」って心配されたり。家庭も大切にできるから、ストレスがほぼ無い。

久慈先生と澤田先生のお子さんは、おいくつですか?

うちは、2歳半と5歳。クリクリ坊主の男の子2人です。

うちも澤田先生とほぼ同じくらいの年頃で。3歳と5歳の女の子が2人。

2人目になると、子育てって慣れるものですか?

ん〜そうでもないかも(笑)。でも、子育ては楽しいし、子どもたち同士も楽しそうだよね。

すっごくいいですね。あ、そうそう。久慈先生は専門が腫瘍なので長時間の手術も多いと思いますが、早く帰るのって大変じゃないですか?

そうでもないよ。ある程度、自分の裁量で物事を決めることができるし、あとは短期集中というか、ダラダラ働くことを意識的に無くしているから。17時くらいになったら「早くお迎えいかないと!」ってモードに切り替わるし。周りのみんなもサポートしてくれる。

ママさんドクターあるある(笑)。

ママとして、ドクターとして。

仕事と家庭の両立で難しいところは?

実際、物理的なことは慣れちゃえばなんてことないんだけど。やっぱりどうしても、子どもと一緒にいる時間が短くなっちゃうのは気になるところかも。

そうですよね。一般的な家庭と比べると、子どもに接する時間は短くなっちゃいますよね。

私、自分の両親は医者じゃなかったから、尚更に感じるのよね。自分の親が私に接してくれた時間より、娘に接している時間がはるかに短いなって。それが子育てにどう影響するのかはわからないけど、ちょっとかわいそうなことしているかな、って感じることはあるかも。

でもその分、別のタイミングでたくさんコミュニケーションをとりません?

そうそう!平日は一緒にいられる時間が少ないんだけど、なるべく早く帰ってたくさんお話をしてあげたり、土日はできるだけ一緒に遊ぶ時間をつくったり。

たっぷり愛情を込めて接してあげる。

あとは毎日楽しく過ごそうって決めてて。あまり怒らないように子育てしているから、娘たちは自由にのびのびと大きくなってるけど(笑)。

それでいくと、もっと仕事の量を抑えたい、
とか思ったりします?

それはないかもね〜。

さっき、ママさんドクターの働き方に気を使ってくれると言いましたが、逆に気を遣われすぎて何も任されなくなる、っていうのも違うと思うんですよね。

やっぱり、ドクターとしての自負心もありますから。当直はできない、早く帰らなきゃいけない、だから仕事も任されない、となると自分がここにいる意味がなくなってしまいますし。

仕事はとことんやって、プライベートは切り分ける。そのメリハリをしっかりつけていますし、周りの先生方もわかってくれてるから、居心地がいいんでしょうね。

自分のキャパがわりといっぱいになるぐらいまで、仕事自体は任されますしね(笑)。

それはそれで、いいところだと思うのよね。

みんなやっぱり女性ドクターは必要だし、自分が患者でもいてほしいと思う。この仕事が好きだから。それに、産婦人科は他の科と違って「女性」を専門的にみる科になるので、やっぱり女性ドクターは必要だし、自分が患者でもいてほしいと思う。

子育てに奮闘しつつ、ドクターとしてのキャリアも重ねていく。そのどちらも大切にしたいし、大切にできる環境が整っています。

子どもと一緒に出勤OK。

仕事中、お子さんはどちらに預けています?

うちは、上の子は家の近くの幼稚園に。下の子は、マリアンナ内にある「さくら保育園」に預けています。

私は、2人とも家の近くの保育園ですね。

私は久慈先生と同じで、さくら保育園にみてもらっています。でも、家の近くの保育園に入れそうなので、もうすぐ移る予定です。

子育てしながら働く人は多いけど、どこに子どもを預けているかは人によって違うかもね。由妃ちゃんは、なんで転園するの?

さくら保育園はすごく手厚く保育してくれるので助かってますし、病院内にあるため、子どもに何かあった時も安心できるんですけど…。送り迎えが大変で…。

わかるよ〜。子どもを連れて毎日マリアンナまで出勤するのも、結構大変だよね。

もう、泣いちゃったりすると大変で。車で通勤してるので、すぐにあやすこともできませんし。

たしかに1歳ぐらいのころは大変かもね。でも2歳ぐらいになると通勤も楽しいよ〜。車の中で一緒に歌をうたったり、おしゃべりしたり。でも下の子も、もうすぐマリアンナから卒業なんだよね。上の子と同じ家の近所の幼稚園に入園することになるから、ちょっとさみしかったり…。

さくら保育園は、3歳までですもんね。あ、でも、病児保育はさくら保育園に通ってなくても利用できるんですよね。

そうなんですね!それって3歳まで、ですか?

病児保育は6歳までいけるよ。うちの子どもたちも病気になったときは、さくら保育園にお世話になってるし。あと、民間の病児保育ってなかなか預けられないんだよね。しかも預けられる時間が短かったりするから。さくら保育園は時間の融通もきくから、とっても助かっているよ。

さくら保育園のサービスは、めちゃくちゃ質が高いと思う。上の子が小さいときは前の職場の保育園に通っていたんだけど、いわゆるマンモス校だったから。同学年の子が30人くらいいてみんなとわいわい遊ぶって感じだったけど、さくら保育園は小規模クラスが普通で、ほぼマンツーマンみたいなカタチでお世話をしてくれるのよね。雰囲気もアットホームですごくいい。

うちの科だけじゃなく、病院内でも人気ですもんね。

改めて、ママさんドクターにとって、
聖マリアンナは働きやすい環境?

すでに当たり前のようにサポートしあう環境になっているので、すごく働きやすい環境だと思いますよ。

私たちより子育て経験豊富なママさんもたくさんいるので、何か悩みや不安があっても相談できるしね。

もちろん職場だけでなく、夫や家族の支えもあるし。最近は、自分たちだけで難しければベビーシッターさんを雇うという手もあるしね。女性の働きやすさという面で、極端に将来に不安を覚えなくても、なんとかなるよね。あ、そうそう、うちは最近夫が単身赴任になっちゃって…。

まだまだ、話が尽きなさそうですね(笑)。

ママさんトーク、楽しいね〜。また今度、じっくり話そうよ〜。

※役職・資格は取材当時のものです。

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