Message to Residents 研修医へのメッセージ

聖マリアンナ医科大学 産婦人科学教室では、周産期医学・婦人科腫瘍学・生殖医学・女性医学の4つの領域が
バランスよく整備されており、それぞれの専門医のもとで、質の高い診療と教育を提供しています。
2023年1月には新入院棟が開設され、2025年1月には新しい外来棟およびエントランス棟も完成いたしました。
最新の設備と快適な環境のもと、万全の医療体制を整えています。
私たちは、共に学び、成長していける仲間をお待ちしています!

プログラムの特徴

当科での研修の特徴は、医師として求められる3つのスキル「臨床」「研究」「教育」をしっかり研修できるプログラムを組んでいます。臨床では十分な経験を積むことができる症例数があります。研究においては、学会発表や論文作成の指導体制が整っています。教育では、大学病院ならではの層の厚さがあり、初期臨床研修医や学生への指導で自らの知識をより深めることができます。産婦人科の専門医を取得した後は、婦人科腫瘍専門医・周産期専門医・生殖医療専門医・腹腔鏡技術認定医・女性ヘルスケア専門医などのサブスペシャリティを極めることができます。それぞれの専門医を取得するには認定施設での研修が必要になりますが、当科は産婦人科に関わるほぼ全ての認定研修施設、指導施設になっています。

臨床

基幹施設および連携施設での途切れない研修で専門研修期間中に経験すべき疾患・病態は十分に経験することができる。

臨床

研究

学会に積極的に参加し、臨床的あるいは基礎的研究成果を自ら発表し、得られた成果は論文として社会に発信する学問的姿勢を身につける。

研究

教育

指導医と共に初期臨床研修医への指導、また学生実習の指導の一端を担うことで、自分自身の知識を整理し、形成的指導を実践する。

教育

研修プログラム例

研修のスケジュールです。3年間の後期研修を通して、4年目の産婦人科専門医試験にむけた十分な経験と知識を積むことができます。1年目は基幹病院で主に病棟業務に従事します。症例数が多いので、半年で正常分娩が自ら取れる臨床レベルに達します。2年目は連携病院で外来診療を開始します。3年目は基幹病院または連携病院でさらに経験と知識を深めてもらいます。この期間に機構で定められている地域研修も行います。

〈産婦人科 研修スケジュール〉
研修基幹施設: 聖マリアンナ医科大学病院

研修スケジュール

専門医に必要な修了要件

専門医になるために必要な症例や手技として、以下が機構が定める要件となります。当院では幅広く多くの症例があり、研修期間中に十分な症例経験を積むことができます。

  • 開腹手術
  • 腹式単純子宮全摘術
  • 付属器摘出術
  • 卵巣囊腫摘出術
  • 膣式手術
  • 子宮頸部円錐切除術
  • TCR
  • D&C
  • 腹腔鏡下手術
  • 付属器切除術/卵巣囊腫摘出術
  • 子宮全摘術(LAVH,TLH)
  • 子宮筋腫核出術
  • 卵巣凍結,移植
  • その他(子宮外妊娠含)
  • 悪性腫瘍手術件数
  • 広汎子宮全摘術
  • 準広汎子宮全摘術
  • 単純子宮全摘術 (拡大含む)
  • 子宮頸部円錐切除術
  • 付属器切除
  • 試験開腹
  • 分娩数
  • 分娩母体数(死産を含む)
  • 双胎妊娠
  • 品胎妊娠
  • 分娩様式
  • 自然分娩
  • 吸引/鉗子分娩
  • 帝王切開術
  • 無痛分娩
  • 前置胎盤・早剥のCS
  • 生殖医療
  • 不妊症の外来治療
  • 採卵件数
  • 新鮮胚移植件数
  • 凍結融解胚移植件数
  • 卵巣凍結件数(がん・膠原病)
  • 卵子凍結件数
  • 子宮鏡検査
  • 人工授精
  • 卵管鏡下卵管形成術(FT)
  • 思春期更年期
  • ピル初回処方

連携施設一覧(2025年6月現在)

:地域医療 他の専門研修プログラムも含め基幹施設となっておらず、かつ東京23区および政令指定都市以外にある連携施設または連携施設で研修を行います。1ヶ月以上の研修を行うことが必須です。一施設での研修期間は3ヶ月以上が望ましいです。

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