Cross Talk4

お昼休みは、全員集合!
医局メンバー

MEMBER

  • 細沼 信示 先生
    婦人科医長
  • 金森 玲 先生
    婦人科医
  • 古谷 菜摘 先生
    婦人科医

みんなで食べる、暗黙のルール。

3人のご関係は?
金森

同じチームですね。婦人科のなかにも若手が6人いて、3人ずつチームになっているんですが、私たちは細沼先生のチーム。

細沼

週に一回、みんなそれぞれ外勤日があるので病院に出られないんです。その穴をお互いにカバーして、持ちつ持たれつやっている感じです。

金森

お昼ご飯はこのチームで必ず食べるんですけど、全員が揃うまでひたすら待つという暗黙のルールがありまして。

古谷

待ちすぎてお腹が空いても、ランチタイムが終わっても、ひたすら待つ。

細沼

さみしいんだよね、一人で食べるのは。別に、強制じゃないんだけど、なんとなくみんな待つようになっている。

金森

散々待ったあげく、5分で食べ終わる。しかも、食事中も大して会話してないけど(笑)。

古谷

金森先生が一番食べるの早いですよね。

みなさんの好きなメニューは?
金森

私の場合、カレーが一番早いからカレーを頼んだり。細沼先生は、結構な頻度でパスタ頼んでますよね。

細沼

私はミートソースが好きなので。タバスコをちょっぴりと、粉チーズをこんもりかける。

金森

パスタは時間がかかるから急いでる時、ほんま困るんですけど(笑)。

細沼

だから事前に頼んでおくんです。

距離感から生まれる、スピード感。

そもそも、なぜ産婦人科に?
細沼

入るきっかけは、OBですね。学生の頃から水泳部に入っていたんですが、OBに産婦人科の先生がいて。あれよあれよという間に、気づいたら入局していた。

古谷

私もバトミントン部のOBの先生からのお誘いが、大きかったかも。

細沼

まあ、真面目な話をすると、研修医の時に当直で産科の救急を経験して、母子ともに助けることができて。自分のやりたいことはこれかもしれないと思ったんです。当時から、夜の病院って好きなんですよね。夜が明けるまで、自分がこの病院を守っているんだ!という感覚というか。

古谷&金森

へぇ~。

細沼

9時5時の仕事じゃなくて、当直のときは24時間フルタイムですから厳しいところはありますが、そこに生きがいを見出して今ここにいるわけです。

金森

なんかいい話ですね。

古谷

私の場合は、そもそも自分が女だから産婦人科の学問そのものに興味はあったんです。でも、学生時代の実習でシビアな世界だなと尻込みをしまして。産婦人科という選択肢は完全に消え去っていたんですけど。部活のOBから、ぜひ研修でも産婦人科を回ってくれ、と頼みこまれまして。

細沼

それで、あれよあれよという間に?

古谷

というよりは、実は他大学とも比較検討したんです。その上で最終的にマリアンナに決めました。決め手になったのは、研修医時代の実体験。マリアンナの場合は、他の領域の先生との距離も近いし、領域をまたがるような患者さんがいても、相談しやすかったり、協力してもらいやすかったので。

金森

といいますと?

古谷

研修医時代に卵巣が腫れている妊婦さんがいたんです。卵巣の腫れは婦人科の領域だし、妊娠は産科の領域。どうするのかな?と思って見ていたら、産科の先生と婦人科の先生が、すぐにディスカッションして治療方針を決めていて。この距離感、スピード感はすごいなあと。

金森

私は他大学からマリアンナに来たんですけど、確かに医局メンバーの連携がすごいなと思いますね。

細沼

金森先生はもともと関西の出身なんです。

古谷

先生方の仲の良さ、連携のしやすさは、マリアンナならではかも。

家族を超えた?家族ぐるみのお付き合い。

仲良しエピソード、他にもありますか?
古谷

LINEのグループがあるんですけど。ちょっとした共有事項とか、くだらない投稿とか、毎日頻繁に飛び交ってますね。

金森

古谷先生は、なっちゃんからナッツに呼び名が変化して、アイコンがピーナッツ。

細沼

金森先生は、カナちゃんからカナモリスに呼び名が変化して。(※マリアンナの勤務犬の名前がモリス君のため)

金森

細沼先生は、沼先生。みんなあだ名で呼び合っています。

プライベートでも遊ぶ仲?
細沼

このメンバーで飲みにも行きますし、ホームパーティーもしますね。小さい子供連れでも安心して飲めるので。

古谷

沼先生の家のホームパーティーは本当にすごいんですよ。相当本格的なお料理が・・

細沼

この間なんて、シャトーブリアンを振舞っちゃいましたよ。あれ、美味しかったでしょ?

金森

私が沼先生の料理で好きなのはチャーハン。

古谷

私は焼きそば。

細沼

シャトーブリアン、結構いい値段したんだけど…。

金森

子供連れて行って、毎回ベロンベロンになってます。もはや家族ぐるみのお付き合い。

古谷

平日なんて家族以上に一緒にいますから、もはや家族を超えた?

細沼

そういう関係が、このチームで仕事をするときの、あうんの呼吸にも繋がっているともいますよ。言葉がなくても相手の気持ちが読み取れる、みたいな。オペと一緒ですね。

金森

うまいことまとめようとしてますね(笑)。

こじんまりしているから、できること。

医局ならではの恒例行事は?
細沼

やっぱり、医局旅行じゃない?

金森

え、そんなんあるんですか?

細沼

そうだよ。毎年、バスを貸し切って箱根に行くんだよ。その日の当直の先生を除いてほぼ全員行ってます。

金森

え~楽しそう。

古谷

新人局員は大変です。毎年宴会の出し物をやらないといけないから。私の代の時は、同期5人でドラえもんの寸劇をやったんですけど。私はドラえもんの着ぐるみきて、顔に真っ青のドーランを塗るという(笑)。

細沼

あれは面白かったな。

古谷

見てる方は、面白いですよね。

細沼

他大学の先生に話を聞いても、なかなか医局みんなで慰安旅行に行くなんて話は聞かないので、うちくらいかもしれませんね。古き良き昭和の会社のような。

古谷

いつからあるんですか?

細沼

自分が入局した時は既にあったから、15年以上は続いてるんじゃないですか。

金森

行事とはちょっと違うけど、半年に一回、直先生(教授)と面談がありますね。今後のキャリアについて、それぞれに未来年表を書くんですけど。

古谷

いつぐらいに大学院に行くとか、いつぐらいに留学に行くとか、自分の希望を年表に書いて面談をして。その時の内容を、直先生は「交換日記」のように大切に保管しているという。

金森

なかなかできないですよ、そんなこと。

古谷

私たちにとっては、当たり前になっていますけど。

金森

誰よりも忙しいはずの教授が、一人ひとりに時間を割いて、今後のキャリアを一緒に考えてくれるって、なかなかない。

古谷

いい意味でこじんまりしているから、そういうことができるのかも。

細沼

つまり、いい医局ってことです。一言でまとめると(笑)。