サブスペシャリティ

研修について
産婦人科研修プログラム
Program 5
産婦⼈科サブスペシャリティ
取得について

Subspecialty 産婦⼈科サブスペシャリティ

産婦人科の専門医を取得した後は、
それぞれサブスペシャリティを
極めることができます。

サブスペシャリティ

基幹施設

それぞれの専門医を取得するには認定施設での研修が必要になりますが、
当科はほぼ全ての認定研修施設、指導施設になっております。

日本産科婦人科学会

専門研修基幹施設

日本婦人科腫瘍学会

専門医制度指定修練施設

婦人科悪性腫瘍研究機構

登録参加施設

日本産科婦人科内視鏡学会

認定研修施設

日本周産期・新生児医学会

周産期専門医制度認定施設

日本生殖医学会

生殖専門医制度認定研修施設

日本女性医学学会

認定研修施設

母体保護法指定医師

指定研修機関

サブスペシャリティ 指導者

当科はサブスペシャリティに偏りが少なく、各分野のスペシャリストが多数在籍しており、
学びたいことを学ぶことができる教育体制になっています。
また、何に興味があるかまだわからないという場合にも、幅広い知識や経験が得られる医局です。

日本産科婦人科学会 鈴木直、近藤春裕、大原樹、高江正道、久慈志保、杉下陽堂、岩端秀之、戸澤晃子、
西村陽子、西岡美喜子、今井悠、田村みどり、細沼信示
日本周産期・新生児医学会 西村陽子(指導医)、柿沼敏行(指導医)、田村みどり(指導医)、本間千夏、岩端秀之、
高江 正道、古谷 菜摘
日本超音波医学会 西村陽子、本間千夏、古谷菜摘
日本生殖医学会 高江正道(指導医)、洞下由記(指導医)、杉下陽堂、岩端秀之、鈴木由妃、田村みどり、
柿沼敏行(指導医)
日本婦人科腫瘍学会 鈴木直(指導医)、戸澤晃子(指導医)、大原樹(指導医)、久慈志保(指導医)
日本女性医学学会 杉下陽堂(指導医) 、西村陽子、戸澤晃子、澤田紫乃、五十嵐豪、柿沼敏行(指導医)
日本産科婦人科内視鏡学会 近藤春裕、大原樹、高江正道、金森玲、戸澤晃子、田村みどり、柿沼敏行
日本臨床細胞学会 戸澤晃子(指導医)、鈴木直、大原樹、久慈志保
日本がん治療認定医機構 鈴木直、近藤春裕、大原樹、久慈志保、今井悠、金森玲、戸澤晃子
日本人類遺伝学会 鈴木由妃、柿沼敏行(指導医)
日本産科婦人科遺伝診療学会 高江正道、中村健太郎、岩端秀之、本間千夏、朱丞華
日本抗加齢医学会専門医 杉下陽堂、柿沼敏行

Meet Our
Subspecialty-Certified Doctors
サブスペシャリティ
取得医師の紹介

複数のサブスペシャリティを取得し、現場で幅広く活躍する先輩医師にインタビュー。
専門性を深めて築いたキャリアが、日々の診療でどう活かされているのかを語っていただきました。

久慈 志保

Shiho Kuji 久慈 志保

聖マリアンナ医科大学病院
産婦人科医長 講師

専門/担当分野: 婦人科腫瘍

最新医療をいち早く届ける、
腫瘍専門の産婦人科医

婦人科腫瘍は、極めて変化が激しい分野です。日進月歩で新しい研究が進められ、数ヶ月前に出た論文も、数日前に保険適用となった薬も、ひとつの選択肢として患者さんに提示します。真新しい治療法や医薬品を扱う上で、サブスペシャリティを通じて得た知識が土台となっています。がん治療認定医で学んだのは全ての科に通じる、がんの基本知識。腫瘍専門医では婦人科に特化した、より具体的な治療方法への理解を深めました。そして細胞診専門医は、婦人科腫瘍に特化したサブスペシャリティではありませんが、病理医が診断しやすい標本をつくる際に活かされています。幅広い前提知識を学び、日頃から情報収集や経験を積み重ねることで、最新の医療も総合的に判断してすぐに患者さんに提案することができる。そうやって、患者さんやご家族にとってベストな選択肢を一緒に見つけていけたらと思っています。また、サブスペシャリティの取得は、科の垣根を超えた視点は、手術においてもとても役に立っています。

取得歴

  • 6年目 日本臨床細胞学会 細胞診専門
  • 10年目 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 13年目 日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医
金森 玲

Ryo Kanamori 金森 玲

川崎市立多摩病院
産婦人科医長 助教

専門/担当分野: 産婦人科一般、腹腔鏡

少しでも早く
患者さんの日常を取り戻す、
腹腔鏡のスペシャリスト

産婦人科医として日々手術に取り組む中で、腹腔鏡手術にのめり込んでしまったんです。開腹手術なら10cm、20cmの大きな傷が残るけれど、腹腔鏡なら5mm〜1cm程度に収まり、患者さんへの負担が少ないから2〜3日で退院できる。手術時間も3〜4時間ほどと短いので、私のように時短勤務でも問題ないんです。技術認定医を取得したのも、育児中でした。開腹手術は実際に手術室で見て学ぶ時間が必要ですが、腹腔鏡は手術の動画を見直していつでも復習できます。自宅には腹腔鏡練習用のトレーニングボックスを購入して、子どもが寝たあとに黙々と練習…。腹腔鏡は、病院にいられる時間が長くない私のようなタイプの医師も、手術室の外で技術を磨ける分野。自分の手術で患者さんの容体が良くなって、外来でまた元気な姿を見れる。子どもとの時間も大事にできる。腹腔鏡のサブスペシャルティがあったから、医師としてキャリアを続けることができたと思っています。私自身もさらに技術を極めたいし、後輩にも継承していきたい。腹腔鏡好きな仲間を増やして、聖マリアンナ全体のスキルアップを目指します。

取得歴

  • 10年目 癌治療認定医
  • 10年目 内視鏡技術認定医
西村 陽子

Yoko Nishimura 西村 陽子

大学病院
産婦人科医長 講師

専門/担当分野: 産婦人科一般、周産期

どんな母子も救うことができる
産婦人科医

救命医療に興味があって医学の道に進んだ私が、産婦人科医を選んだのは医学部5年生の時に第一子の出産を経験したことから。今度は私が、患者さんの人生の一大イベントをサポートしたい。周産期にずっと関わっていたいという想いから、最初に取得したのは周産期のサブスペシャリティでした。その後、女性ヘルスケア専門医、超音波医学会専門医も取得し、現在は周産期の代表指導医を務めています。私たちが働く総合周産期センターは、川崎ブロックの基幹病院。高齢妊娠の増加などの影響でハイリスクの妊婦さんが増えている一方で、ハイリスクな分娩に対応できる病院はごく一部。だからこそ、私たちが川崎市内の最後の砦となって、どんな症例が来ても命は助ける。その覚悟は常にあります。特に1分1秒を争う周産期救急は、瞬時の判断力、適切な対応力が求められます。専門医としての知識、これまでの臨床経験、そのすべてを総動員し、新生児科・小児外科、麻酔科や救命の先生たちと力を合わせる。大変ではありますが、その分やりがいも大きい周産期医療の素晴らしさを、後輩の皆さんにも伝えて、専門医の育成にも力を入れていきたいと思っています。

取得歴

  • 12年目 母体・胎児専門医
  • 15年目 女性ヘルスケア専門医
  • 17年目 超音波医学会専門医
  • 18年目 母体・胎児指導医

Kentaro Nakamura 中村 健太郎

大学病院
産婦人科医長 講師

専門/担当分野: 産婦人科一般
生殖医学

「産みたい」想いに応える
産婦人科医

生殖なら、聖マリアンナ。大学院時代に生殖関係のイベントに参加するたび、そんな印象が強くなりました。実際、がん・生殖分野をはじめ、世界的に見ても先進的な研究が行われています。患者さんには病気のある方や年齢層の高い方も多く、妊孕性温存療法のために県外から来院される方や不妊治療クリニックでの対応が難しい方も少なくありません。以前に担当した子宮内膜症の方も、そのひとりでした。体外受精で受精卵は問題なくできるけれど、着床に至らない。保険適用内での治療回数も残りわずかとなり、内膜症の手術で子宮の環境を整えることにしました。卵管と卵巣の癒着がひどく、手術は通常の3倍以上の時間がかかりつつも、なんとか無事に終了。再び体外受精を試みたところ、ついに妊娠が確認できました。患者さんの苦労を知っているからこそ、本当に嬉しかったですね。今後は生殖医療専門医の資格も取得して、より一層、生殖分野を極めたいと思っています。産婦人科の中でも、生殖は発展途上の分野。解明しがいがあります。自分自身の実績も積むことができる。何より、「子どもを産みたい」という患者さんの想いに応えることができる。私にとってこれほど魅力的な分野はありません。卵から出産まで患者さんを担当できるのは聖マリアンナ医科大学 産婦人科学教室の魅力です。

取得歴

  • 予定 日本生殖医学会 生殖医療専門医
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